CHEERZ for MEN Original Interview

CHEERZ for MENオリジナルインタビュー企画
様々な舞台で活躍する、上仁樹さんの俳優を目指したきっかけや転機。
これから目指す仕事とは。
インタビュー・文:西森路代 / 撮影:豊永拓万

東京に来てからは、一つ作品に出たら、次の作品の稽古が始まってという生活で、すごくありがたい状態です。

――芸能界に憧れたのはいつですか?

上仁15、6歳のときですかね。母親が福山雅治さんのファンだったので、影響されて。いろんなことを考えられているし、歌や演技に対する言葉も深いし、大人の男って感じで憧れます。

――実際にはどのようにして、今のお仕事に就くようになったんですか?

上仁地元の大阪でもお芝居はしていたんですけど、22歳のときに、営業の仕事に就職したんです。そこでも、もちろんやりがいは感じていたけれど、やっぱり夢だったお芝居があきらめきれなくて、それで仕事を辞めて、大阪と東京をいったりきたりして、オーディションやコンテストを受けていたときに、今の事務所の社長に声をかけてもらいました。

――東京に来てからは、何か変わりましたか?

上仁上京したのが去年の7月なんですけど、まずは言葉遣いを変えないといけないということを意識しました。東京に来てからは、一つ作品に出たら、次の作品の稽古が始まってという生活で、すごくありがたい状態です。学生時代は、ちょっと出かけると「はぁー」ってなって、家でごろごろしてしまってたんですけど、今は耐性がついたし、生活はすごく変化しました。

折れずに上をむいて必死にしがみつこうと思いながらやっています。

――学生時代はどんなことをしていましたか?

上仁サッカーをやっていたり、あと父の勧めで少林寺拳法をしてました。強くなれってことだったんだと思うけど、強くはならなかったですね(笑)。

――お芝居に生かされたりとかは……

上仁今のところないです(笑)。体が硬いので、今は『2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ(通称ツキステ。)』のダンスに食らいつくのに必死です。できなくてくじけそうになるけど、折れずに上をむいて必死にしがみつこうと思いながらやっています。やっぱり、メンバーもそうだし、スタッフさんも、みんな家族みたいで、一人じゃなくてみんなで頑張ろうって意識が強いので。右も左もわからなかった僕が成長できたのは、『ツキステ。』があったからだと思います。

幕があがると、毎日満員で、暖かいファンの方に支えてもらってうれしかったです。

――その『ツキステ。』のオーディションはどうでしたか?

上仁オーディションの一日前、去年のクリスマスイブだったんですけど、その日にマネージャーさんから連絡があって、ものすごい量の台本のデータを渡されて、「全部覚えるつもりでやって」って言われたんです。それから、どうしようどうしようと思って、数時間はあたふたしてたんですけど、ネットカフェにいって、台本のデータを紙に印刷して、その間に、原作のCDを聞いて。で、台本が刷り上がったら、一行読んでは覚えて、というのを繰り返していたら、眠れませんでした。

――それだけ準備したら自信になりそうですよね。

上仁お芝居に関しては、自分でちゃんと作りこんでいった部分もあって、プランもあってよかったと思うんです。でも、ダンスのときは、その場で振付を見て踊るので、どうしようどうしようってなって、ぜんぜんできなくて、ダメだなと思いました。でも、後日連絡をいただいて、ものすごくびっくりしました。

――その『ツキステ。』では、どのような役を演じているんですか?

上仁僕は昔からほわんとしてるって言われて、いつもいじられ役で、自分ではそんなつもりじゃないけど、天然だって言われるんですね。でも、『ツキステ。』で僕が演じる皐月 葵という役は、真逆なんで、演じるときはちゃんと皐月 葵になろうと努力しました。

――写真を見ただけでも、しゃべってるときのホワンホワンとしたイメージと違って、キリっとしてますもんね。

上仁しかも、第一弾の『ツキステ。』は、日常系の話だったんですけど、第二弾の 『「ツキステ。」第二幕 ~月歌奇譚「夢見草」~桜の章/月の章』は、ひょんなことで生と死が隣り合わせの大和国っていうパラレルワールドに迷い込む話で、そこでは、すごく悲しい出来事にもあったりして、葵が泣く演技なんかもあったので、すっごい苦労しましたね。この第二弾のお話は、原作にもない展開だったので、ファンの方にどう受け入れられるかと心配もあったんですけど、幕があがると、毎日満員で、暖かいファンの方に支えてもらってうれしかったです。

みなさんの笑顔を見ることができるので、この日のために頑張ってきたんだなって思いますね。

――今、東京に出てきて俳優活動の軌道に乗ったばかりかと思いますが、これからはどんな俳優になりたいですか?

上仁五年後には30歳ですけど、この五年でもっとスキルアップした状態で、実りのある状態で30代を幕開けたいですね。

――自分の俳優としての強みってどこだと思われますか?

上仁自分ではわからないですけど、素直だとは言われます。知らず知らずですけど、なんでもまずは受け入れることはしているのかなって。

――今、俳優としてどういう瞬間が楽しいですか?

上仁本番を迎えて、みなさんの反応が見れるときです。お芝居のパートでは、ぜんぜん客席を見れないんですけど、ダンスのパートでは、みなさんの笑顔を見ることができるので、この日のために頑張ってきたんだなって思いますね。ファンの方は、僕が笑っているのを見るのがうれいいだろうし、僕も同じように、ファンの方が笑っているのを見るのが楽しいです。

上仁 樹じょうにん たつき

<出演予定>
◆2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージTRI!
「SCHOOL REVOLUTION! Ver.BLACK / Six Gravity」

2017年3月8日(水)〜3月12日(日)
Zeppブルーシアター六本木
舞台公式HPはこちら

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