舞台『弱虫ペダル』~総北新世代、始動~開幕!
初日直前キャストコメント&稽古場レポート
渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)を原作に、爆発的な人気となったシリーズも第8作目。
主人公・小野田坂道は高校2年生に進級。昨年のインターハイを制した総北高校自転車競技部は、新たなメンバーを加えてIH連覇を目指す。
新キャストを加え、新たな決意を胸に走り出す“ペダステ”の稽古場に「CHEERZ for MEN」が潜入。公演直前の稽古場レポートに加え、「CHEERZ for MEN」メンバーの意気込みコメントを独占掲載!
12:30 稽古前。
都内・某稽古場。公演初日まで残り6日間。
早めに稽古場入りしているキャストたちは、それぞれの時間を過ごしていた。
昼食をとるキャストや、セットの周辺でストレッチや自主稽古に励むキャスト。
仲良く柔軟する杉元兄弟(山本一慶・中村太郎)始め、役柄が近い者同士で行動していることが多いようだ。


13:00 稽古開始。
キャストたちがステージ位置に集合。
まずは全員揃って、舞台版「恋のヒメヒメ☆ぺったんこ」のダンスからスタート。
全シリーズのエンディングで踊られてきたこの曲で稽古が始まるのは、“ペダステ”の定番だという。
テンションが高まる楽曲のおかげで、ウォーミングアップはバッチリの模様。

踊り終わると、脚本・演出の西田シャトナーの元に集合。
昨日、初めて行われたという通し稽古のダメ出し(オーダー)が始まり、キャストたちは真剣な表情で台本に書き込みを入れていく。
途中、「ここはこうして欲しい」とオーダーされた杉元照文役の山本一慶がすくっと立ち上がり、皆の真ん中へ出てそのシーンの動きをいきなり実践。さらに、突然の動きにリアクションが取れない周囲に向かって
「練習しまーす!」
と高らかに宣言。
そんな山本のおかげで、どこか緊張していた場の空気が和んだ。今回からシリーズに参加したメンバーたちも、もうすっかり“ペダステ”の一員だ。
“チーム2人”(手嶋純太役/鯨井康介、青八木一役/八島諒)もセリフのやり取りをその場で行い、直ちにタイミングを修正していく。
「あの仕草は、今泉が小野田をいじめてるように見える…」と指摘された今泉俊輔役の太田基裕はその場に倒れ込み、小越勇輝(小野田坂道役)が苦笑。
植田圭輔(真波山岳役)が、にこやかに「もっくん(太田)の性格が出ちゃったな〜(笑)」とツッコミを入れ、その場が笑いに包まれた。

